アネモネ手帖

小説家・三木笙子のブログ

「やりたい、やりたいと言いながらやらない」 『大峯千日回峰行』塩沼亮潤・板橋興宗(春秋社)

今週は外で朝食を食べる機会が二回もありました。
滅多にないので、ちょっと浮き浮きしますね、懐は痛いけど。

ほかほかのパンを食べながら隣近所を見回すと、パソコンを広げたノマドワーカーさんが何人かいらっしゃいました。
ワタシは怠け者なので、自分で自分を律しながら仕事をするのはハードルが高いです。
学生のようにきっちり時間割を組んで、遅刻すれば叱られるくらいでないと、何もできないような気がします。

私の場合をちょっと申し上げますが、こうあらねばならない、やりたい、やりたいと言いながらやらない。自分の弱さを痛感しているので私はお坊さんの道に身を投じたのです。修行の道場に入ればやらざるを得ませんから。気ままな行動が許されない道場に自分から入り込んだのです。
それでいままでずっと修行の道場だけを歩いてきました。修行が好きだからじゃないんです。修行道場からはずれたら、なまくらになってしまうのです。

『大峯千日回峰行』塩沼亮潤・板橋興宗(春秋社)P36

何でも好きなようにしていい、というのは案外不自由なものかもしれません。
夕飯のおかずは決めてもらったほうが楽だしな。

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