フライパンに卵が張りつかない綺麗な目玉焼きの作り方
料理のできる方は「何を今さら」とお思いでしょうが、料理のできない人間にとって、黄身をつぶさずに、絵に描いたような当たり前の目玉焼きを作るのは至難の業です。
何度やっても卵がフライパンにべったりくっついて黄身が壊れるんだもん。
宣伝文句につられて、ちょっとお高めのフライパンを買っても駄目でした。
それでもう、ちゃんとした目玉焼きなんてワタシには作れないんだわと諦めていたのですが、
ちゃんと答えが書いてあったのです。
さすが女子栄養大学!
2013年10月号の特集は「おいしい料理にはワケがある! 自己流脱却 お悩み解決! 私の料理がうまくいかないのはなぜ?」で、読者の質問に先生方が答えています。
質問 (野菜を)同じ大きさに切ることができないのですが……
質問 いため物が水っぽくなってしまいます
質問 煮魚の身がくずれてしまいます
といった質問が並ぶ中で、
質問 なべに肉が張りついてしまいます
これだ!
考えるのは面倒なので、手っ取り早く答えを教えてください!
答 なべを一度火からはずしてから、肉を入れましょう
解説 なべに油を熟してすぐに肉を入れると、たんぱく質が凝固してなべ肌に張りつきます。火からはずして肉を入れると、張りつきにくくなります。
はあ、たんぱく質ですか……。
で早速、フライパンに油を入れてガンガンに熱したあと、火のついていないコンロに移してから、卵を入れてみました。
ちなみにフライパンの上で割るとやっぱり黄身を潰す確率が高いので、ワタシはいったんボールに割り入れた後、ボールからフライパンにそろそろと流しこんでいます。
そうしたら、なんと、
張りつかなかったんですよ!
伝わりますか、この感動。
ようやく己の手でまともな目玉焼きを食べることができるようになったというこの達成感。
むかーし、調理師免許を持っていた先輩が、「料理はセンスよ」とおっしゃっていましたが、料理はサイエンスだと思いました。