アネモネ手帖

小説家・三木笙子のブログ

レトルトご飯で学ぶ「あなたと私はどこがどう違うのか」

正月を三日も過ぎると、そろそろ普通のご飯が食べたくなります。
「今日の夕飯はカレーだ」と、勢いこんでカレーマルシェ(大好き)を買ってきたものの、食べる直前になってご飯を炊いていないことに気づきました。
毎日、現実がギャグマンガのようです。

 
仕方ないので、スーパーでレトルトご飯を買うことにしました。
が、ない。
お米売り場に行っても売っていないのです。
おっかしーなーと思って店員さんに聞いてみると、「こっちですよ」とすぐに案内してくれました。
そうしたら、ちゃんと棚にレトルトご飯が並んでいるのです。
天井からぶら下がっているプレートを見たら、「カレー・ラーメン」のコーナーに置いてあったのでした。
何故だ。

私たちはみなそれぞれ、
違った色眼鏡をかけて、世界に接しています。

同じ状況に置かれたからといって、
同じように感じるわけでもなければ、
同じように行動するわけでもありません。

 

『人間関係に必要な知恵はすべて類人猿に学んだ』名越康文&TeamGatherProject(夜間飛行出版)P2

寒空の下をビニール袋を提げて歩きながら、つらつらと考えました。

「レトルトご飯」は米売り場にあるべき、と私は考えたが、スーパーでは同じように考えていなかった。
これは腹を立てることではなく、我と彼のルールの違いである。
他者が自分のルールから逸れたことに対して困惑を覚えても、ただちに相手が間違っているとは言えない。

確かに、私たちは皆、「自分と他人は違う」ということぐらいはわかっています。
でも、自分と他人が「どのように違うのか」ということについては、ほとんど何も知らないに等しいのではないでしょうか。

 

『人間関係に必要な知恵はすべて類人猿に学んだ』名越康文&TeamGatherProject(夜間飛行出版)P2

理解しがたいものに接したとき、すぐにちゃぶ台をひっくり返すのでなく、今年は一歩立ち止まり、彼我の間に横たわるルールの違いについて考えてみようと思いました。
カレーは美味しかったです。

 

今週のお題「2014年プライベートでやりたいこと」

広告を非表示にする