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アネモネ手帖

小説家・三木笙子のブログ

何の役にも立たないが話の種にはなるかもしれない方言講座

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ブックマークのコメント欄で、「つんどく」が「翻訳不可能」な単語として取り上げられていると教えていただきました。

 

Is any word untranslatable? | Books | The Guardian

「つんどく」を無理やり英語にすると、

"the act of leaving a book unread after buying it, typically piling it up together with other such unread books".

 これが日本語なら4文字で表現できるのだから凄いと思います。

「翻訳不可能」ではありませんが、「翻訳(通訳?)必須」な言葉に方言があります。
私は秋田県出身なのですが、縦に長い県なので、北部と南部で方言に違いがありました、といっても、他県の方には分かりますまい。
訛りが強いと聞き取れない原因のひとつはアクセントの起き場所が違うからだと私は思っているのですが、単語そのものが違うものもあって、

いざめ

姿勢。「いざめ直せ」=「姿勢が悪いので背筋をまっすぐにしなさい」といった使い方をする。

あんべ

たぶん「塩梅」から来ているのだと思うが「具合」の意。「あんべわり」=「具合が悪い」。

 それから極端に省略している場合で、

ままけ

「ご飯を食べなさい」。3文字で通じる。

 しね

さきいかのようになかなか噛みきれない食べ物を言い表わす。知らないと大変なことに。

 敬語も尊敬語とか丁寧語ではなくて、

ぎゃ

語尾に「ぎゃ」をつける。これが最高敬語だと思っていた。「んだしぎゃ」=「そうなんですか」。

私は70年代生まれなのですが、今はどうなんでしょう。

帝都探偵絵図シリーズの『世界記憶コンクール』に収録されている「黄金の日々」には、訛りの強い男の子が出てきます。
彼の台詞に校正さんから赤が入ったのですが、「ワタシが実際に話しているから大丈夫です!」と言って通してもらった記憶があります。

 

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