アネモネ手帖

小説家・三木笙子のブログ

言ってくれなきゃ分からない

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先日、オコジョさん(夫)と買物に行ったのですが、帰りにアイスを食べていくことにしました。
ご存知の通り、私は糖分のいらない女ですが、オコジョさんは甘い物がお好きです。
さて、帰りに歩道橋を歩いていると、オコジョさんがどことなくしょんぼりしています。

 

ワタシ「どうかしたんですか」
オコジョ「何も……」
ワタシ「……」
オコジョ「……」
ワタシ「あ! アイスか!」

 

何とか思い出して、サーティーワンに取って返しました。
アイスを食べながら、

 

ワタシ「何で言わないんですか!」
オコジョ「何か急用で急いでいるのかと思って……」

 

そんなわけあるかい。
どうせワタシのことだから、忘れただけに決まっている。

 

ワタシ「ちゃんと言ってくださらないと分からないですよ」
オコジョ「はい」

 

希望があっても口にせず、相手に合わせる。
戦前の女性ってこんな感じかしらと思いました。