アネモネ手帖

小説家・三木笙子のブログ

「面倒くさい」と思ったら

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たいして手間もお金もかからないんだから、さっさとやればいいのに、どういうわけかなかなかやらない、ということがよくあります。

 
長靴もそのひとつ。
いつも履いているスニーカーは軽くて歩きやすいのですが、その分、雨が降るとあっという間に浸水します。
雨の中、45分も自転車を走らせたら、職場に着いた頃には大変惨めな状態になっています。
先日、ようやく手に入れた長靴を履いて出勤したところ、すこぶる快適でした。
さっさと買えば良かった……と、まったく濡れなかったことを喜びながらも、自分にがっかりしたのですが、

「それはね、注意力と実行力だ。この二つがあれば、誰だって頭角を現わす。君にはそれがある。君は昔から注意深かった。君は読むにも聞くにも注意深かった。どんな片言隻語も見逃さない。君は別に大きなことを言ったりしたりする人ではなかった。むしろその逆だった。しかしやるべきことは億劫がらずに何でもやる。実にさっさとやってのける。まるで空気でも呼吸しているようにごく自然にやってゆく。君には大変なこと、嫌なこと、気の重いことなぞないのかと思うほどだ。手紙だってすぐ書く。報告だってきちんと出す。人に会うときは初対面だろうが何だろうが出てゆく。それさ、それが頭角を現わす道さ。気負っていない。意気込んでいない。といって投げやりでもなく、弱気でもない……」

フーシェ革命暦-Ⅰ』辻邦生文藝春秋

さくさく黙々と物事を片づけていける人は、「面倒」と思う気持に打ち勝てる人なのだろうなと思います。

部屋のかたづけでも、壊れているものを修理に出す作業でもかまいません。自分の身近にある、少し面倒くさいと感じる問題を毎日少しずつ解決するようにしましょう。 (中略)小さな雑用を毎日積極的に片付けていると、その程度のことなら面倒くさいとは感じなくなってきます。同時に、イライラも抑えやすくなる。これは脳の中で、感情系に対して思考系の支配力が強くなったことを意味しています。そうしたら、もう少し困難な問題に取り組んでいけばいいわけです。そうやって脳の体力を高めることから始めていくと、無理なく、問題解決能力の高い人になっていくことができます。

『脳が冴える15の習慣』築山節(NHK出版)

そんなわけで最近の私は、「脳トレ脳トレ」とつぶやきながら、以前よりは前向きに家事をやっています。

 

フーシェ革命暦〈第1部〉

フーシェ革命暦〈第1部〉

 
脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

 
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