アネモネ手帖

小説家・三木笙子のブログ

「人生とは、なにか特別な目的のあるものではなく」

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近所の図書館で除籍本のリサイクルをやっていました。
どんな本があるんだろうと、ちょっと見るだけのつもりだったのに、帰りにはまんまと重くて大きな本を2冊抱えていましたとさ。

 
そのうちの1冊が『世界の旅路 イギリス/ベネルクス 3』(千趣会)で、発行は1978年です。

ワタシ「ワタシたったの3歳だよ」
オコジョ(夫)「僕はまだ生まれてません」

なんか腹立つなー。

さて、この本(むしろ写真集か)の中には結構な数のコラムも載っているのですが、

食事は食事として、きちんといただく――これは、イギリス人の人生観ではないでしょうか。つまり、日常的な生活を大事にしているのです。何百年もたった古い家に、先祖代々の道具や家具に囲まれて、先祖もこうやって死んでいったことをいつも身近に感じながら生きるとき、人生とは、なにか特別な目的のあるものではなく、ただ生きること自体が、生きる目的であると感じられるのではないでしょうか。長い歴史の一点として、自分の出番を生きるという地味な、諦めに似た、落着いた生きかたなのです。

「食事を疎かにしない国民性」木村治美

 心慰められる文章です。

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