アネモネ手帖

小説家・三木笙子のブログ

空想の世界に生きるべし

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もともと散歩は好きでしたが、

足や手や口を動かす運動系の機能は、脳の表面中央付近に分布しています。その脳領域を十分に働かせるということは、そこに至る脳の血流を良くすることとイコールです。特に足を動かすための機能は、頭頂部に近いところにある脳領域が担っているので、よく歩いているうちに、血流が脳の高いところまで汲み上げられます。

『脳が冴える15の習慣』築山節(NHK出版)

築山節(つきやま・たかし)先生の御本を読んでから、さらにせっせと歩くようになりました。

 

ところで、私の散歩コースに立派なお屋敷があります。
見上げるような大きな門はいつも閉ざされていて、どんな人が住んでいるのかしらと、通りかかる度に、無駄に想像力を逞しくしてきました。
ワタシの住人案は以下の通り。

1.可憐な美少女
2.銀髪の上品なおばあさま
3.ダンディーな紳士
4.影のある美青年
5.天使のような子ども
6.妙齢の美女

そんなある日のこと、門の隙間から見えたのは、新聞を持ったジャージ姿の中年男性でした。

一体何を期待していたのか。
いやいやワタシが悪いんですとも。
現実に何を夢見るというのか。
空想の世界に生きるべし、と改めて胸に刻みました。

 

脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

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