空想の世界に生きるべし
もともと散歩は好きでしたが、
足や手や口を動かす運動系の機能は、脳の表面中央付近に分布しています。その脳領域を十分に働かせるということは、そこに至る脳の血流を良くすることとイコールです。特に足を動かすための機能は、頭頂部に近いところにある脳領域が担っているので、よく歩いているうちに、血流が脳の高いところまで汲み上げられます。
『脳が冴える15の習慣』築山節(NHK出版)
築山節(つきやま・たかし)先生の御本を読んでから、さらにせっせと歩くようになりました。
ところで、私の散歩コースに立派なお屋敷があります。
見上げるような大きな門はいつも閉ざされていて、どんな人が住んでいるのかしらと、通りかかる度に、無駄に想像力を逞しくしてきました。
ワタシの住人案は以下の通り。
1.可憐な美少女
2.銀髪の上品なおばあさま
3.ダンディーな紳士
4.影のある美青年
5.天使のような子ども
6.妙齢の美女
そんなある日のこと、門の隙間から見えたのは、新聞を持ったジャージ姿の中年男性でした。
一体何を期待していたのか。
いやいやワタシが悪いんですとも。
現実に何を夢見るというのか。
空想の世界に生きるべし、と改めて胸に刻みました。
脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)
- 作者: 築山節
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2006/11
- メディア: 新書
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