読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

アネモネ手帖

小説家・三木笙子のブログ

一見、恵まれた環境 一見、若々しい姿

f:id:anemone_feb:20140604210633j:plain

TBSの「森本毅郎・スタンバイ!」を聞いていたところ、「現場にアタック」のコーナーで、三保の松原が取り上げられていました。
本筋はリンク先を読んでいただくとして、そこからはハズれるのですが、と言ってもワタシはいつもそうですが、まあそれはともかく、

 

松をちゃんと育てるためには、落ち葉掃除をしなければならないそうです。
何故かというと、

落ち葉をそのままにしてしまうと、堆肥となって栄養のある土になってしまい、松が遠くまで根を伸ばさなくなってしまう。
栄養分を求めて遠くまで根を張ってくれないと、倒れやすい木になっちゃうのですって!
だから、落ち葉は綺麗に取り除かなくてはいけないのです。

これを聞いて思い出したのは、

最後に西岡さんは薬師寺金堂の復興に際し、木を買わず、山を買うべく、台湾に出向き、原生林に入って、高所に点在する檜を双眼鏡でみると、青々した若葉をつけているものと、枯死寸前というようなのがある。西岡さんは後者を選んだという。現地の人は危ぶんだが、検査してみると前者は中が空洞で使いものにならず、後者は心材がきっちりつまっていたという。心材が腐って空洞化すると木質部を養う必要がなくなり、その分、枝葉に養分がゆきわたり、若々しい葉をつけるという。
このことは人間にもあてはまりはしないかと西岡さんは云っているが、何とも穿ったおそろしいたとえである。

 

『語りかける花』志村ふくみ(人文書院)

人と木は違う、と思っても、何となく怖いような、薄ら寒い気持になります。

 

語りかける花

語りかける花

 

 

広告を非表示にする