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アネモネ手帖

小説家・三木笙子のブログ

「言葉はひとのものでもあるんだから」:『谷川俊太郎エトセテラリミックス』(いそっぷ社)

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赤塚不二夫との劇画詩集、和田誠とのショート・ショート、横尾忠則との詩、市川崑との映画脚本…。谷川俊太郎が、同時代の異才と奏でるコラボレーションの妙を楽しめる一冊。」
Amazon「MARC」データベースより)

 

谷川さんのところへ詩人志望の男が訪ねてきたという設定の「現代詩入門問答」という作品があるのですが、

 

男 谷川さん、幸せなんだな。


私(谷川さん) おれだって、人並に不幸だよ。あんまりたかをくくるなよ。でも、自分の苦しみを書くことで、自分だけが救われるんなら、それは言葉とは言えないんじゃないの? 言葉はひとのものでもあるんだから。

 

自分しか見えていない文章も、粗雑な言葉遣いも、読んでいて「うっ」と思うのは、図書館の本に線が引かれているのを見て「うっ」と思うのと同じなのでしょう。
言葉も借りた本も、今は私が使っているけれど、他の人のものでもあるから、大切に扱わなければなりません。

 

そうは言っても、ワタシの普段の言葉遣いときたら荒っぽく、日々オコジョさん(夫)を歎かせているのでした。

 

 

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