アネモネ手帖

小説家・三木笙子のブログ

読み書きの有り難さ

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先日、駅前のお店で買い物をしていたところ、中国人だろうと思われる女性が飛び込んできて店員さんに何か訴えていました。
物凄く困っているのは分かる。
しかし、何をどうすればいいのか分からず、客までもがフリーズして状況を見守っていたのですが、

 

店員さんのひとりが咄嗟にメモ帳とボールペンを差し出すと、その女性はさらさらと何やら書きました。
読むと、

 

「池袋」

 

あのとき店内に流れた「ああ!」という空気が忘れられません。
発音は違うけれど漢字は同じだから理解できる。
その女性は、店員さんに身振り手振りで池袋行きの電車を教えてもらっていました。


以前モルジブに行ったとき、具合を悪くしてお医者さんに診てもらったことがあります。
インド出身だというお医者さんの英語の発音も独特なら、私のヒアリング能力も貧弱で、困り果ててしまったのですが、筆談したところ、あっさりと意味が通じました。

 

普段はまったく感じませんが、読むことができる、書くことができるって本当に素晴らしい。

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