アネモネ手帖

小説家・三木笙子のブログ

今年の初アネモネ

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花屋さんで見かけたので買ってきました。
暖かい部屋に入れた途端、花びらが全力全開して、相変わらずワイルドです。

 

「まあ、フィアンセがいらしたの?」
「ええ、いらしたわ。写真でもわかるけど、とてもハンサムなやさしい方。早春にはアネモネの花束を持って訪ねていらしたわ。アネモネは色が鮮やかで、濡れたようで、野性味があって、そのくせ慎ましく恥しそう、まるで君のよう、と仰ってね。(後略)」


『花のレクイエム』「アネモネ辻邦生(新潮社)

もっと綺麗だなと思う花はいくらもありますが、この小説がとても好きなので、アネモネは私にとって一番美しく見える花です。
人は目でなく心で世界を見ているのでしょうね。

 

花のレクイエム

花のレクイエム

 

 

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