アネモネ手帖

小説家・三木笙子のブログ

他人の狂気に感動する

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伏見稲荷で『願い』をかなえられてしまった話」のMさんもエピソードの多い方です。
言葉が分からなくても外国で道を訊ねる方法」のSさんと、戦友であるMさんの共通点は、

【1】淡々としている
【2】それでいて異常に行動力がある
【3】他人の話をよく聞く

どれも本当に素晴らしい長所だと思います。


で、その異常に行動力のあるMさんは先日、新潟へ旅行に行きました。
目的は「雪だるま」を作るためです。
冗談ではなく本当に雪だるまを作りに行ったのです。
トップ画像はもちろんそのときに作った雪だるまの貴重な写真です。


Mさん「根性がなくて、三段を諦め、二段になってしまったオラフです」


何をやってるんだろう、この人は……と思っていたらさらに驚くことに、


Mさん「ニンジンは母親が買ってきてくれて、目は父親がゴルフボールで作ってくれました」


新潟に雪だるまを作りに行くと言った娘に対して、ご両親は真面目にパーツの用意をしてくれたそうです。
このご両親もまた数々のエピソードをお持ちですが、話に乗るか?
お年は七十代前後だろうに、雪だるまを作りに行く娘を止めもせずにニンジンを買いに行かないだろう、普通。


まさにこの親にしてこの子あり。
血は争えぬ。
これぞ遺伝子のなせる業。


聞けば聞くほど感動して、いい小説を読んだときのような、「明日も頑張ろう」と素直に思うことができる、爽やかで力強い気持になりました。


「狂気」というと言葉が強すぎるかもしれませんが、「情熱」という言葉の持つまっすぐさとはちょっと違って、「大体こんなもんだろう」という基準を見当違いの方向に踏み越えていく力を持っている人を見ると(犯罪や人の迷惑を顧みない行為を除けば)胸が震えますね。

 

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