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アネモネ手帖

小説家・三木笙子のブログ

【「検索神に遭遇した」を読んで】「こんなの絶対誰でも知ってる」にいかに対応するか

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先日、「【検索神に遭遇した】ネットで検索する能力って個人差があるよね」という記事を読んで、そうか、そういうこともあるんだなあと他人事のように思っていたのですが、その数日後、職場で似たような事が起きました。

www.mikinote.com

 

同僚が宅急便を出すために、荷物を駅向こうの営業所へ持って行こうとしていたのです。
営業所は19時までしか開いておらず、間に合うかどうかぎりぎりの時間でした。
もし間に合わなければ、翌日は会社が休みだというのに、それでも出勤して営業所へ行くと主張するので、私はてっきり営業所に行かなければならない何か特別な理由があるのだと思いました。
が、宅急便を出すためだけに休日出勤は不憫なので、恐る恐る提案してみたのです。


私「あの、コンビニに持って行くんじゃダメなの?」
同僚「コンビニで宅急便を出せるんですか」


腰抜かすほど驚いたのですが、よくよく聞いてみたところ、私の息子といっていいほど若い彼は、今まで一度も宅急便を出したことがないそうです。
でも確かに、出す必要がなければまったく機会がないでしょう。
私は実家が田舎にあるので、米が送られてきたり、逆にお菓子を送ったりもし、かつ作家もやっているので校正原稿は必ず宅急便で送ります。
ようやく私と同僚の間で話が通じ、結局コンビニに荷物を預けることで話が落着したのでした。
めでたしめでたし。


それにしても「常識」の範囲ってどこからどこまでなのでしょう。
たとえば珍しいスポーツの競技者が、そのスポーツの存在すら知らない人に話をする場合は、何人制で、こういう道具を使って、ルールはこうでと、懇切丁寧に説明するでしょう。
ですが、自分が「こんなの絶対誰でも知ってる」と頭から思っていたらそんなことはしません。
自分が「常識」だと思っていたら、相手が知らないかもしれないなどとは考えもしないわけで、何で相手に話が通じないのかさっぱり分からんということもありえます。


となると、話しているほうはそのことに気づいていない可能性が高いので、聞くほうのスキルを上げるしかありません。
相手の口ぶりからするとかなり常識っぽいけど、ワタシはさっぱり分かんないから教えてもらおう。
トシを取れば取るほど難しいけど、おしえて、おねがーい!
むしろ必要なスキルは、気持ちよく教えてもらうことができる愛嬌なのかもしれません。


ただし、三十代の後半あたりから耳が遠くなったのか、相手が早口だと話が聞き取れなくなりました。
内容が理解できる、できない以前の問題もあります。トホー。

 

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