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アネモネ手帖

小説家・三木笙子のブログ

江戸時代に「え、マジか?」: 『考証要集 秘伝!NHK時代考証資料』大森洋平(文藝春秋)

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ワタシも「この時代にそれはない」という指摘を受けることがあります。
今まさに校正をやっているので本当に耳が痛い。
歴史物を書くということは地雷原を歩いているようだと思いますが、そもそもその設定にしたのは自分なので、誰にも文句は言えないッス。

 

さて、共に読書好きであっても、読む本のジャンルがほぼかぶらないワタシとオコジョさん(夫)が、珍しく双方とも「読みたい」と思ったのがこの本です。

マジ【まじ】「え、マジか?」といった言い方は江戸時代からあり、

 

『考証要集 秘伝!NHK時代考証資料』大森洋平文藝春秋

 「え、マジか!」と思いますが、実際に江戸の時代劇で使ったらどんなものでしょう。

御宿かわせみ」でも、会話はすべて現代語ですね。ただ、時代小説として読んでも、ひどい抵抗はない。そのぎりぎりのところで現代にしているわけですね。江戸の本は読んでますから、その時代、女でも「おれ」とか「わっちゃあ」といった言い方をするということは知っているんです。それからそのころの捕物帳や時代物といえば、「拙者」とか「身共」といった言葉づかいが多かったですね。でも、私はあまり好きじゃないんです。そういう言葉づかいには抵抗があるんですね。「かわせみ」は女が主人公でしょう。おるいさんが「おらあ」って言ったら、おかしいでしょう(笑)。


『「御宿かわせみ」読本』平岩弓枝編(文藝春秋

正しくてもそれは嫌です。

「御宿かわせみ」読本 (文春文庫)

「御宿かわせみ」読本 (文春文庫)

 

 

【三木笙子プロフィール】

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デビューした時から「仕事や勉強の後にほっとした気持で読むことができる小説」を目指してきました。

読者に「優しくて暖かな雰囲 気」「心地よい哀しみと快い切なさ」「読後感の良さ」を提供したいと思っています。

好きな作家は辻邦生平岩弓枝浅田次郎

 

★「三木笙子の新刊・既刊」に三木笙子の詳しい仕事情報をまとめています

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