アネモネ手帖

小説家・三木笙子のブログ

「たくさん本を読む」という虚しさ

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私が通っていた幼稚園の保母さんからうかがったのですが、私は字が読めない頃から本棚の前で本を広げていたそうです。
他の子どもたちが人形遊びやままごとをしている中で、ひとりじっと本を眺めていた――と聞いて、何て協調性のない人間なのかと思ったりもしたのですが、ま、生まれつき本が好きだったようです。

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