アネモネ手帖

小説家・三木笙子のブログ

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スタンダール、カフカ、漱石、ヘミングウェイ……十二文豪の小説作法 : 『黄金の時刻の滴り』 辻邦生 (講談社)

初版は1993年、今から24年前で、ずっと手元に置き、繰り返し読んできた本ですが、今月、講談社文芸文庫から文庫が出たので買い直しました。

「正しさ」と戦う : 辻邦生『モンマルトル日記』(集英社)

古い時代を小説の舞台にすると、調べる資料が多くなります。『モンマルトル日記』では、辻先生が小説を書く上での課題を考え抜いているのですが、私にとって特に関心があるものばかりなので、今もしつこく繰り返し読んでいます。「調べて書く」はその中のひ…

浅田次郎 『天切り松闇がたり 第五巻 ライムライト』

大大大好きな「天切り松」シリーズの最新作!

好み : 『嵯峨野明月記』辻邦生(中央公論新社)

木曜日って疲れませんか。

作家の書斎 : 「図書整理術など不可能な、混沌、乱雑、無秩序、錯乱」

辻邦生のために 作者: 辻佐保子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2002/05 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログ (2件) を見る この本の表紙裏が上記の写真で、辻邦生先生の書斎です。蔵書はもちろん、ここにあるだけでなく、

明治時代からあった「つんどく」

明治時代を舞台にした小説を書いていると、何気なく書いた単語が当時使われていたのかどうか、とても気になってくることがあります。

一読しただけでテンションが上がる容姿の優れた男性をいかに描写するか

私好みの美男子を出したくて小説を書いているようなものですが、まさか「イケメン」と形容するわけにはいかず、どんなふうに書いたら説得力があるか勉強しよう、というのが今日のテーマです。手元にある小説から選んだのですが、たまたま全員男性作家でした…