アネモネ手帖

小説家・三木笙子のブログ

たとえ記憶をなくしても

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ワタシは往復90分の自転車通勤をしているのですが、先日、日曜出勤をして、やれやれやっと家につきましたよと、マンション二階の自転車置き場へと通じる専用エレベーターの前で自転車を下りました。


このあたりの説明は誠につまらないと思うのですが、状況を説明しないと分かってもらえそうにないので、申し訳ありませんがもう少しだけ読んでください。

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「たくさん本を読む」という虚しさ

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私が通っていた幼稚園の保母さんからうかがったのですが、私は字が読めない頃から本棚の前で本を広げていたそうです。
他の子どもたちが人形遊びやままごとをしている中で、ひとりじっと本を眺めていた――と聞いて、何て協調性のない人間なのかと思ったりもしたのですが、ま、生まれつき本が好きだったようです。

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『かつくらvol.17 2016冬』にアンケートを載せていただきました

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初めてアンケートを載せていただいたのが2009年ですから、今回で7回目。
私は今、小説家として8年生なので、作家になってからほぼずっと載せていただいていることになります。
本当に光栄です。

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