たとえ記憶をなくしても
ワタシは往復90分の自転車通勤をしているのですが、先日、日曜出勤をして、やれやれやっと家につきましたよと、マンション二階の自転車置き場へと通じる専用エレベーターの前で自転車を下りました。
このあたりの説明は誠につまらないと思うのですが、状況を説明しないと分かってもらえそうにないので、申し訳ありませんがもう少しだけ読んでください。
「たくさん本を読む」という虚しさ
私が通っていた幼稚園の保母さんからうかがったのですが、私は字が読めない頃から本棚の前で本を広げていたそうです。
他の子どもたちが人形遊びやままごとをしている中で、ひとりじっと本を眺めていた――と聞いて、何て協調性のない人間なのかと思ったりもしたのですが、ま、生まれつき本が好きだったようです。