アネモネ手帖

小説家・三木笙子のブログ

【新刊情報1】21年7月6日発売『帝都千一夜 美男のシェヘラザード』三木笙子(小学館)

7月6日に小学館さんから新刊が発売されます。 明治時代の帝都とアラビアンナイトの世界をミックスしたミステリです。 「いつか、君の言うことをそっくり分かってくれる人が現れる。何もしなくても、一言も話さなくても、一緒に座っているだけで楽しいと感じ…

【新連載情報1】20年2月10日発売『小説WINGS・冬号』(新書館)にて『招かれざる客~黒の大正花暦~』スタート

「それでは貴方が犯人というわけですか」 そう言って彼が目を細めた瞬間、花守は白い大輪の菊が咲き乱れる幻想を見たように思ったが、それどころではないと我に返った。「僕ではありませんよ」「ですが、誰が見ても貴方が犯人としか思えませんね」 言葉は冷…

【新刊情報2】3刷重版されました / 19年2月22日発売『赤レンガの御庭番(エージェント)』三木笙子(講談社タイガ)

19年3月6日現在、3刷重版が決まりました!読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。 来週からは新オビでの展開予定です。新オビはコチラ↓ 「探偵は、美男の定め。」 編集さんのこだわりのコピーです。 赤レンガの御庭番 (講談社タイガ) 作者: 三…

夫がコンビニに連れてってくれて感激しました

秘境に住んでるのか、それとも足折って身動きできないのか、とでも思われそうですが違います。実際に起きたことは本当にこれだけなのですが、twitterではなくブログに書くのは前置きが大変長いためです。

【新刊情報1】19年2月22日発売 『赤レンガの御庭番(エージェント)』三木笙子(講談社タイガ)

全面 : 入江明彦(米国帰りの探偵。常に機嫌が良く悩み知らず)影 : ミツ(謎の青年。明彦と行動を共にすることに) 「地道に証拠を集めるより罠にかけたほうが早いので手伝っていただけませんか」「ずいぶん荒っぽいな」「お気に召しませんか」「いや」 ミ…

【新刊情報1】18年11月30日発売 『月の王子 砂漠の少年』三木笙子(小学館)

前 : アリー(教王の第二王子)後 : サリフ(次代の時計守で観察術使い) 「誰が聞いているか分からないんだ。二度とそんなことは言わないでくれ。俺のせいでお前に何かあったら、俺は一生自分を許せない」 アリーはサリフの手を押し戻した。「友すら救うこと…

【新刊情報3】書店さんに並べていただきました / 18年8月30日発売 『帝都一の下宿屋』三木笙子(東京創元社)

オコジョさん(夫)の同僚の方から、近所の本屋さんの画像を送っていただきました。(撮影と二次使用の許可をいただいたとのこと)ありがとうございます! www.tsogen.co.jp 帝都一の下宿屋 作者: 三木笙子 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2018/08/30 …

【新刊情報2】使われている紙とサイン本について / 18年8月30日発売 『帝都一の下宿屋』三木笙子(東京創元社)

私は10年前の8月に東京創元社さんから『人魚は空に還る』という作品でデビューしました。祝10周年!だからというわけではないのですが、今回の新刊は凝った造りになっています。

【新刊情報1】18年8月30日発売 『帝都一の下宿屋』三木笙子(東京創元社)

右 : 仙道湧水(小説家) 左 : 梨木桃介(下宿屋「静修館」の大家) 「いずれ先生も所帯を持つんだから、覚えといて損はないよ」「その所帯とやらで、ここと同じくらい美味しい食事をいただくことはできるのでしょうか」 真剣に考えこんだ湧水を見て、桃介が噴き…

ブログについて

ブログを訪問してくださっている方々にお礼申し上げます。現在、こちらを更新する時間を確保するのが難しい状況です。代わりにtwitterで近況や日常のツイートをしておりますので、そちらをチェックしていただけると嬉しいです。新刊が発売されるときは、こち…

9月21日発売 『怪盗の伴走者』三木笙子(東京創元社)※9/21追記あり

上 : 安西省吾(東京地方裁判所検事局検事)下 : 怪盗ロータス(アルセーヌ・ルパンに憧れている) 「日本に戻ってきた蓮(ロータス)は私に会いに来ました。私は検事の試補期間を終えようとするところでした。その私に、怪盗になるなどと、馬鹿なことを――」…

【新刊情報 1】6月22日発売『月世界紳士録(げっせかいしんしろく)』三木笙子(集英社)

6月22日に集英社・オレンジ文庫さんから『月世界紳士録』が発売されます。読みは「げっせかい・しんしろく」です。 orangebunko.shueisha.co.jp 宇宙技術振興推進株式会社――通称STeP。待宵澄雄の異動先は「竹取班」と呼ばれ、月にまつわる民話や伝承などを扱…

12色カレのシルクスクリーンプリントデモンストレーション : エルメスの手しごと展❝メゾンへようこそ❞

表参道ヒルズで開催中の「 エルメスの手しごと展❝メゾンへようこそ❞」。フランスの職人さんがわざわざ来日して、目の前で作業をしてくれる上に入場無料、そしてパンフレット類(トップ画像)もタダ! 豪儀だな~。

【新刊情報2】「幻冬舎plus」で試し読み : 1月26日発売『露西亜の時間旅行者 クラーク巴里探偵録2』三木笙子(幻冬舎)

早速ゲットしてくださった方もいるようで本当にありがとうございます! 嬉しいです! 今回、「幻冬舎plus」さんで、前作『クラーク巴里探偵録』に収録されている「凱旋門と松と鯉」の試し読みページを作っていただいております。 www.gentosha.jp 余談ですが…

【新刊情報1】1月26日発売『露西亜の時間旅行者 クラーク巴里探偵録2』三木笙子(幻冬舎)

今週、幻冬舎さんから『露西亜の時間旅行者 クラーク巴里探偵録2』が発売されます。

スタンダール、カフカ、漱石、ヘミングウェイ……十二文豪の小説作法 : 『黄金の時刻の滴り』 辻邦生 (講談社)

初版は1993年、今から24年前で、ずっと手元に置き、繰り返し読んできた本ですが、今月、講談社文芸文庫から文庫が出たので買い直しました。

「奥様」と呼ばれて

先日、ポストの前で近所に住んでいる年配の女性から、 「奥様とはよくこちらでお会いしますね」 話しかけられて固まってしまいました。

【新刊情報 2】『水の都 黄金の国』三木笙子(講談社): ジュンク堂 新潟店/Junku.COM 新潟店さん

ジュンク堂 新潟店/Junku.COM 新潟店さんで発売記念フェアを行っていただいております。

【新刊情報 1】 7月26日発売『水の都 黄金の国』三木笙子(講談社)

7月26日に講談社さんから『水の都 黄金の国』が発売されました。

【新刊情報 7】 『竜の雨降る探偵社』 三木笙子(PHP研究所): 神奈川県鎌倉市大船・アニールさん

「アニール」という店名は、スペイン語で「藍色」という意味だそうです。「雨の日に、ぴったりの本、あつめました」というコンセプトで、ブックフェアが開かれていたのですが、拙著も選んでいただきました。

≪追記あり≫【新刊情報 7】 『竜の雨降る探偵社』 三木笙子(PHP研究所): 読売新聞で取り上げていただきました

「読売新聞」の「文庫新書(評:青木千恵さん)」で取り上げていただきました(2016年5月1日)。新聞をお取りになっている方はチェックしてみてください。 すでにゴールデンウィークに入っている方も、これからの方も、あんまり関係ないかなーという方にも、是…

【新刊情報 6】 『竜の雨降る探偵社』 三木笙子(PHP研究所): くまざわ書店・大泉学園店さん

西武池袋線沿線にあるくまざわ書店・大泉学園店でも展開していただいております。

【新刊情報 5】 『竜の雨降る探偵社』 三木笙子(PHP研究所): くまざわ書店・池袋店さん

こちらは池袋駅西口にあるルミネの6階にあります。田舎者のワタシでも迷わず行ける! ルミネショップ情報

【新刊情報 4】 『竜の雨降る探偵社』 三木笙子(PHP研究所): 文教堂・札幌大通駅店さん

北海道の札幌にある文教堂・札幌大通駅店さんで『竜の雨降る探偵社』の展開をしていただいております。 www.bunkyodo.co.jp

【新刊情報 3】 『竜の雨降る探偵社』 三木笙子(PHP研究所): POPを飾っていただいております

以前、朝日新聞の「東京物語散歩」で『竜の雨降る探偵社』を取り上げていただいたのですが、

【新刊情報 2】『竜の雨降る探偵社』三木笙子(PHP研究所): 装丁・大岡喜直(next door design)さんと装画・斎賀時人さん

素敵な本の表紙をアップしてくださっている「Bird Graphics Book Store」さんで『竜の雨降る探偵社』の紹介をしていただきました。 www.bird-graphics.com

【新刊情報 1】3月9日発売『竜の雨降る探偵社』三木笙子(PHP研究所)

3月9日にPHP研究所さんから『竜の雨降る探偵社』の文庫が発売されます。早いところでは7日くらいから店頭に並ぶかもしれません。

たとえ記憶をなくしても

ワタシは往復90分の自転車通勤をしているのですが、先日、日曜出勤をして、やれやれやっと家につきましたよと、マンション二階の自転車置き場へと通じる専用エレベーターの前で自転車を下りました。 このあたりの説明は誠につまらないと思うのですが、状況を…

「たくさん本を読む」という虚しさ

私が通っていた幼稚園の保母さんからうかがったのですが、私は字が読めない頃から本棚の前で本を広げていたそうです。他の子どもたちが人形遊びやままごとをしている中で、ひとりじっと本を眺めていた――と聞いて、何て協調性のない人間なのかと思ったりもし…

『かつくらvol.17 2016冬』にアンケートを載せていただきました

初めてアンケートを載せていただいたのが2009年ですから、今回で7回目。私は今、小説家として8年生なので、作家になってからほぼずっと載せていただいていることになります。本当に光栄です。